線維筋痛症②（治療）

治療方針

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Genevra Liptan（ジネブラ・リプタン）著「The FibroManual - A Complete Fibromyalgia Treatment Guide for You and Your Doctor（あなたとあなたの担当医のための、完全なる線維筋痛症の治療ガイド）」の「4つのR」を治療方針の中心に据えて治療を行なっています。

身体的、心理的、社会的、実存的医療モデル（BPS-Eモデル）による線維筋痛症に対するアプローチと融合しやすい治療体系です。

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上記に加えて、Dr. Genevra Liptan（ジネブラ・リプタン医師）の著書以外の治療情報、慢性疼痛ガイドライン、点滴療法研究会、臨床CBDオイル研究会等で入手した治療情報、永田勝太郎先生の理論、分子整合栄養学（オーソモレキュラー）の理論を参考に、新たな治療情報の入手を心がけ、治療を行なっています。

Genevra Liptan（ジネブラ・リプタン）医師について

アメリカの西洋医学の医師であり、自然療法医でもある、Genevra Liptan（ジネブラ・リプタン）医師は、自分自身が医学生時代に線維筋痛症に罹患しましたが、当時、線維筋痛症のことを理解し、治療可能な、頼りになる医師がいなかったため、自分自身を実験のモルモットのように、あるいは多くの臨床経験を基にして、科学的根拠（エビデンス）を踏まえても、あくまでも、現象論的に、臨床の現実を積み重ね、効果的な治療手順を体系づけました。
そして、著書「The FibroManual - A Complete Fibromyalgia Treatment Guide for You and Your Doctor（あなたとあなたの担当医のための、完全なる線維筋痛症の治療ガイド）」に、そのことをまとめました。

Genevra Liptan（ジネブラ・リプタン）著
「The FibroManual - A Complete Fibromyalgia Treatment Guide for You and Your Doctor（あなたとあなたの担当医のための、完全なる線維筋痛症の治療ガイド）」

「4つのR」を治療方針の中心に据えて治療を行なっています。

線維筋痛症治療の4つのR
ステップ1：Rest(休息).	亢進したストレス反応を鎮め、深い眠りを増やす。
ステップ2：Repair(修復).	消化を良くし、筋肉やファッシアの機能を高める。
スタップ3：Rebalance(バランス回復).	エネルギー産生、ホルモン、炎症、気分のバランスを整える。
ステップ4：Reduce(軽減).	痛み、疲労、fibrofog（線維筋痛症における脳の霧）などの残存する症状を治療する。

Liptan G: The FibroManual - A Complete Fibromyalgia Treatment Guide for You and Your Doctor -. Ballantine Books, New York, pp3-239, 2016

実際の診療について

初診時、お話をお聴きした後、次回の受診時、受診された方それぞれに、「４つのR」を中心に、治療計画を立てていきます。

途切れ途切れの短い診療時間（15分程度）を長い期間、お一人お一人に会わせながら、少しずつ、少しずつ、積み上げて、良い方向を一緒に目指していきます。

患者さんと共に、医師と医療スタッフが、ある程度の基準はあるも悩みながら、試行錯誤で進めていく治療です。

close up of patient and doctor taking notes

参考サイト（英語字幕と日本語翻訳により、日本語の字幕で視聴することができます。）

Genevra Liptan（ジネブラ・リプタン）のFrida Kahlo（フリーダ・カーロ）への思い

The Broken Column, Frida Kahlo 1944

フリーダ・カーロは、医学部時代に彼女が線維筋痛症を患っていたことを知ったときから、私のインスピレーションの源です。つらい日には、今でも彼女のことを思い出すと気分が上がります。
彼女はひどい痛みと闘い、大胆で革新的な芸術を生み出し、私に常に勇敢でいることを思い出させてくれます。
線維筋痛症よ、勇敢な者よ、あなたがここにいてくれてとても嬉しい。

ジネブラ・リプタンホームページより

参考サイト

Frida Kahlo and Fibromyalgia: The Healing Power of Creativity（フリーダ・カーロと線維筋痛症：創造性の治癒力）