鍼マッサージ

ごあいさつ

当院では、いつ、いかなる場合でも、患者さんを、病や調子の悪さを持った人間として見る、全人的医療を実践しているクリニックです。

全人的医療は、東洋医学、西洋医学を含めた統合的医療や、医療哲学、医療における人生観、心理療法、ありとあらゆる有益な医療を全人的医療モデルである、身体・心理・社会・実存的医療モデルに統括し、実践していきます。

私たちは、全人的整形外科医療の視点と共通認識を持ち、全人的整形外科医療を熟知した医師のリーダーシップの下、鍼・マッサージを通して、チーム医療を行います。

 

そして、当院の4つの治療目標である

 

1,全人的痛みを軽くする

2,夢、希望、楽しみ、やりがいを応援する

3,未病を治し、命を守る

4,相対的健康を生成する

 

を実現します。

さらに、鍼・マッサージ師として以上に、
鍼・マッサージを専門分野とする全人的医療者として、皆さんと向かい合い、常に謙虚に、東洋医学の知識や技術のみならず、全人的医療に関与する様々な分野の研鑽を積み、目の前の皆さん一人一人に、手を差し伸べ、笑顔に変える医療を実践したいと存じます。

今後とも、何卒宜しくお願い申し上げます。

鍼マッサージの効果

当院の鍼・マッサージは、西洋医学・東洋医学それぞれの理論に基づいた視点から皮膚・筋

ツボに対して心地いい刺激を与え、人が本来持っている自然治癒力を高めることを根本とし

ています。自然治癒力を高めることで、未病(取れない疲労、不眠、食欲不振などの全身系

の機能性病態、ホメオスタシスの乱れ、病気になる手前の状態)を健康な方向へ向けること

に効果があります。

東洋医学全般について

東洋医学は人は自然の中の一つであり、「自然界の全ての物」とお互いが関係し影響あっており、また人体の内部の仕組みも自然の中の一つと考えています。西洋医学では、細胞の組織や器官などはそれぞれ独立しているものとみなしますが、東洋医学では、細胞や組織、器官などは異なった機能を持ちながらも全体として繋がっている一つの自然としてみなします。このように、東洋医学は自然を背景としています。

東洋医学について

東洋医学では、ツボを触ったり、刺激したりする事により体の異常を見つける事が出来ます。ツボは、東洋医学で言う「経穴」の事をいい、病気の時に反応の現れやすいツボを刺激すると治療に効果的とされています。また、人間には14本の経絡が通っており、経絡上にあるものがツボです。この経絡の流れが滞ると体調が崩れたり、痛みなどの原因となったりします。
経絡には東洋医学で言う、「気」「血」「水」が流れています。その「気」「血」「水」がスムーズに流れると健康が保たれます。ツボを刺激する事により、体の体調を整える効果もあります。

鍼灸治療について

鍼は古代中国に発生した治療技術で、数千年にわたる臨床経験に裏付けされた医療体系です。現代では自然科学的なデータも集積され、より有効に治療を行うため、欧米などでも臨床試験が行われています。日本では腰痛や肩凝りなど鍼灸の対象は痛みであることが多かったのですが、近年では全身の体調を整えながら美容の鍼として美顔鍼も取り入れられています。欧米では健康づくりやアンチエイジングの方法としても位置づけられています。人間の身体は刺激を与えると、その部位を守ろうとしたり、逆に興奮状態にあるものを鎮静化したりする性質があります。これを恒常性維持機能(ホメオスタシス)といいます。
鍼治療は、そうした身体の反応を応用し、身体の表面に機械的な刺激を与え、病気の治療や予防を行います。特に経穴から経絡を刺激し、その経絡に関係する臓腑や気血津液の変調を調整して正常な状態に戻す治療法は、東洋医学独特のものです。
もともとは、経験療法から始まったものですが、そこに「陰陽論、五行論、気の思想」などが加味され、体系化されました。現代では自然科学的なデータも集積され、より有効に治療を行うため、欧米などでも臨床試験が行われています。鍼の治療効果は、灸も含めた鍼灸治療全般にいえることですが、日本、中国、韓国などのアジアだけでなく、欧米などでも採用されています。
近年では、NHI(米国国立衛生研究所)が、病気に対する鍼灸療法の効果とその科学的根拠、西洋医学の代替治療法としての有効性が発表されました。

鍼の副作用・リスクについて

①出血・内出血

微量の出血や皮膚の柔らかい部分は内出血を起こしやすいです。

※細い鍼を使用するなどで配慮しています。

 

②脳貧血

過敏体質や初診の患者様への座位での刺鍼、共刺激、睡眠不足、空腹時、疲労など体調不良時の刺鍼時に脳貧血を起こしやすいです。

特に後頭部や肩背部の刺鍼で起こりやすいです。

※事前の問診で体調等の状態の把握を細かく行っていきます。

 

③発熱・倦怠感

刺鍼時の刺激量の過剰により一過性の発熱や倦怠感が起こることがあります。

1日ないし2日程度で回復します。

 

④折鍼

刺鍼中の患者様の急な動揺、体位変換、素暴な手技、低周波鍼通電による鍼体部の化学変化で起こることがあります。

※くしゃみやせきが出そうな時は、施術者にお知らせください。

 

⑤気胸

上胸背部や前頚部、肩の深刺で起こることがあります。

※体格に合わせた刺入深度で行います。

治療までの流れ

①予約

・受付スタッフにお声掛け下さい。

・お電話でもご予約可能です。070―5330―5127(直通)

・診察、リハビリを受けられている、お薬や湿布をお求めになられる方は、同日に鍼治療を受

 けることは出来ませんのでご了承ください。

・症状によっては診察、リハビリをおすすめする場合がございます。

 

②予約日の来院

・問診をさせていただきますので、10分前にお越しください。

・予約時間に10分以上遅れる場合は、お手数をおかけしますがご連絡をお願いします。

 

③問診

・患者様のお身体の悩みやご要望をお聞きし、痛みや不調の状態をしっかり把握していきます。

 

④治療

・問診をもとに治療を始めます。

・鍼は使い捨てを使用しております。感染などが生じないように衛生管理を徹底しております。

料金のご案内

・15分1000円(お試し初回のみ)

・45分3000円

・60分4000円

・15分追加ごとに1000円料金が追加されます。

 

・治療の回数は、症状やお身体の状態により個人差があります。

・基本的に鍼とマッサージを組み合わせて行います。

・鍼が苦手な方はマッサージのみも受けつけておりますので、気軽にご相談ください。

 

予約(利用)頻度の目安

・できるだけ同じ間隔での来院がおすすめです。同じ間隔のほうが体の状態の変化を感じやすいです。

・10日~2週間に1回ご利用いただければと思います。

・痛みの強い方や部位の多い場合は週1回のご利用がおすすめです。

・身体のメンテナンスとしてご利用される場合は、月に1回程度ご利用いただければと思います。

 

予約時間

・午前8時00分~12時30分 午後14時30分~19時00分

 

診察またはリハビリを受けている方へ

・診察やリハビリの時に医師または担当の理学療法士にご相談下さい。

 

診察またはリハビリにかかった事のない方へ

・症状により、一度診察を受けていただき、医師の了承を得ていただく場合がございます。